【2025年最新】kintoneの価格改定詳細と料金プラン比較

更新日: 2025.02.23

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この記事でわかること

Kintoneが2024年11月から料金改定を実施し、小規模チームへのコスト負担が増える可能性があります。本記事では新料金の概要や最小契約ユーザー数の変更点、それに伴う契約見直しや他社ツールへの移行など具体的な対策を紹介しています。

kintoneを含めて、サイボウズ (株) の各種クラウドサービスの価格改定が2024年11月より行われました。
業務効率化とコストパフォーマンスを重視する企業にとって、最新の料金設定を理解することは重要です。
本記事では、kintoneの価格改定の背景や目的を詳しく解説し、企業の予算編成に役立つ情報を提供します。

kintoneとは?

kintoneは、サイボウズ (株) が提供するクラウド型のノーコード開発プラットフォームで、企業が業務プロセスを効率化し、カスタムアプリを構築できるツールです。
プログラミング不要 でデータ管理やワークフローの自動化が可能なため、多くの中小企業や大企業で利用されています。
2023年6月時点で 30,000社以上 が利用しており、東証プライムの3社に1社 が導入していたりと、人気のサービスとなっております。

kintoneの最新料金プラン

改定料金

2024年11月にkintoneの料金改定が行われ、以下のように変更されました。

プラン旧価格(月額/1ユーザー)新価格(月額/1ユーザー)
ライトコース780円 (税別)1,000円 (税別)
スタンダードコース1,500円(税別)1,800円 (税別)
ワイドコース ※ 新たに新設3,000円 (税別)

(出典 : kintone公式ページ)

どのプランが最適か?

  • ワイドコース : 業務プロセスの管理やアプリの利用分析など、利用ユーザーが多い大企業向け。
  • スタンダードコース:業務効率化を重視し、多機能を活用したい企業向け。
  • ライトコース:コストを抑えながら基本的な機能を利用したい企業向け。

最小契約ユーザー数

上述した改定料金に加えて、最小契約ユーザー数が 5人→10人 に変更され、小規模チームにとっては負担増となる可能性があります。

なお、2024年9月時点で10名未満のユーザー数で契約されていた企業においては、以下のような契約据え置きの処置が取られているようです。

月額契約

ユーザー数やコースの変更を行わない場合は、2026年11月1日まではユーザー数の自動切り替えは行われませんが、それ以降については10ユーザーに自動的に切り替わるようです。

年額契約

ユーザー数やコースの変更を行わない場合は、契約期間終了日まではユーザー数の自動切り替えは行われませんが、それ以降については10ユーザーに自動的に切り替わるようです。

価格改定の背景とその影響

価格改定の理由

kintoneの価格改定の背景には、運用や開発を含むサービス全体への投資拡大があります。
また、近年の 物価高騰やインフラコスト増 を受け、より持続可能なサービス提供を実現するための調整が行われました。
(出典 : クラウドサービスの価格体系改定および 全社・大規模導入向け kintone「ワイドコース」開始のお知らせ)

さらに、クラウド業界では エンタープライズ (大企業への販売) へのシフト が進んでおり、kintoneも大規模な導入を推進する「ワイドコース」の提供を開始しました。この流れにより、全社規模での活用を視野に入れた価格体系へと移行しています。

企業への影響と対策

この価格改定により、特に中小企業は予算の見直しを迫られる可能性があります。

特に10ユーザー未満で利用していた企業においては、1ユーザーあたりの料金の増額に加えて、最小契約ユーザー数が増えてしまうため、5ユーザーなどで利用していた企業においては 2倍以上の値上がり となってしまいます。

こうした値上げに対して、後述する対策を考えていく必要があります。

今回の価格改定に対する対応策

1. 契約ユーザー数やプラグインの見直し

今回の価格改定に伴い、1ユーザーあたりの料金が上がりました。まずは契約しているユーザー数を確認し、本当に全員が利用しているのか、利用していない人はいないかをチェックしてみましょう。不要なユーザーアカウントを解約できれば、コスト削減につながります。

また、kintoneではプラグインにも利用料金が発生する場合があります。もし利用していないプラグインがあれば、削減することで利用料を抑えられる可能性があります。

2. 他社ツールへの移行

もう一つの対応策としては、抜本的に利用ツールそのものを見直し、他社サービスへ移行する方法があります。kintoneよりも安価なサービスを探し、切り替えることで月々のランニングコストを減らすことが可能です。

ただし、別のサービスへ移行するとなると、現在の業務フローとの整合性やデータ移行の手間など、さまざまな懸念事項が生じます。とはいえ、今の業務フロー自体に無駄が含まれているケースも多いものです。この機会に業務フローを一から見直すことで、より効率的な運用を実現するチャンスになるかもしれません。

さらに、近年はAI技術の進歩が急速に進んでおり、業務の自動化や効率化を大幅に推進できる可能性があります。今回のようにツールを見直すタイミングで、AIの活用などを含めた抜本的な業務改善を検討してみるのも有効でしょう。

Qaskでは業務フローの見直しのコンサルティングサービスに加えて、kintoneよりも安価に使えるAIノーコードデータベースを提供しております。もしご興味がございました、ぜひお問い合わせください。

他のノーコードデータベースサービスとの料金比較

kintoneと他の主要ノーコードデータベースサービスのコストパフォーマンスを比較しました。

サービス名国内/海外サービス月額料金(1ユーザー)メリットデメリットURL
kintone国内1,800円プラグインが豊富で様々なカスタマイズが可能帳票発行などの機能がプラグイン依存で高額になりやすいhttps://kintone.cybozu.co.jp/
Qask国内900 ~ 1,000円AIを活用した最新機能で誰でも簡単に利用が可能他社サービスとの連携が限定的https://qask.jp/
Pigeon Cloud国内1,100円 ~API等、豊富な機能が提供されており、幅広いシーンで利用可能他社サービス連携は公開されているAPIを利用し構築が日雨ようなため技術知識が必要https://pigeon-fw.com/
Pleasanter国内1,000円 ~オープンソースも用意されており、無料での利用も可能導入やカスタマイズには技術知識が必要https://pleasanter.org/
Platio国内2,000円 ~モバイルアプリ作成が簡単で現場向けに最適PC・WEB利用での使用感が限定的https://plat.io/ja/
サスケWorks国内455円 ~OCR機能も使うことができるため、紙管理が多い企業には便利容量の少なさや登録レコード件数が少ないhttps://works.saaske.com/
Airtable海外3,000円 ~
※ 150円/ドルで計算
直感的なUIでデータ管理が簡単日本語サポートが不十分https://www.airtable.com/
AppSheet海外750円 ~
※ 150円/ドルで計算
Googleサービスとの統合がスムーズサポートがないため、技術知識がないと構築が難しいhttps://about.appsheet.com/home/
NOCODB海外0円オープンソースのため無料で利用可能日本語サポートが不十分https://nocodb.com/

各サービスを比較した詳細記事もございますので、こちらも合わせてご覧ください。

まとめ

2024年11月からのkintoneの料金改定により、特に小規模チームや中小企業にはコスト増加の影響が大きくなる可能性があります。

コスト削減策としては、不要なユーザーやプラグインの解約など「契約内容の見直し」を行うこと、あるいは「他社ツールへの移行」を視野に入れることが考えられます。
その際、現状の業務フロー全体を再点検して無駄をなくすと同時に、AIの活用などによる抜本的な業務改善も検討してみると良いでしょう。

もし、移行を検討される場合は、当社が提供する「Qask」もぜひご検討ください。

  • AI機能搭載のノーコードプラットフォームとして、Excelデータの取り込みやOCR機能を標準で備えています。
  • 自然言語検索やAI要約など、最新の機能を活かして定型業務を自動化し、社内システムとして幅広く活用できます。
  • 30日間の無料トライアルから始められますので、実際の業務にフィットするかどうかを手軽に確認していただけます。

料金は1ユーザーあたり900円~1,000円程度が目安で、kintoneと同水準ながらも標準でAI機能を利用でき、専任サポートも充実しています。
DX推進や業務効率化を目指す企業にとって、費用対効果の高い選択肢としてご好評をいただいております。ぜひ一度、ご相談やお試し導入をご検討ください。

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